株式会社ビズグランツでは、システム開発に関するお問い合わせ・技術相談・要件調整など、日々さまざまなコミュニケーションが発生します。 これらのやり取りを、より安心・快適にご利用いただくため、当社は通話内容を記録できるデバイス「デジタルICレコーダー ICR-U134N(03-1908)」 を導入いたしました。

近年社会的に問題視されているカスタマーハラスメント(カスハラ)への備えも、健全な開発体制を維持するために欠かせない要素であり、 本取り組みはその一環として位置付けています。

録音機能導入の目的

1. コミュニケーションの透明性向上

開発プロジェクトでは、仕様確認や要件整理において細かなニュアンスが重要です。記録を残すことで、双方の認識相違を防ぎ、議論の正確性を高めます。

2. 円滑なプロジェクト推進

プロジェクトの進行中に発生する変更・確認事項を正確に記録することで、後工程におけるトラブルや再確認の手間を軽減します。

3. 安心して働ける環境の整備

過度な要求や不当な言動があった場合でも、事実を確認できるため、担当者が一人で抱え込むことを防ぎ、健全な労働環境の維持につながります。

記録デバイスの運用ポリシー

■ 利用目的の限定

録音は、以下の目的に限り実施し、個人的・私的な目的での利用は禁止しています。

  • 対応品質の向上
  • 事実確認
  • 業務上必要な判断の補助

■ データ管理の徹底

記録されたデータは、社内の管理責任者が適切な権限設定のもとで管理し、保存期限を過ぎたものから順次削除します。

■ 情報保護への取り組み

録音の閲覧は必要最小限の関係者に限定し、外部への提供・無断共有は禁止します。 取り扱いは個人情報保護法および社内ガイドラインに準拠します。

■ 不正利用の禁止

当社は録音機能をカスハラ対策および業務改善のためだけに使用し、盗聴や情報収集目的では一切使用しません。 透明性と倫理を最優先に運用しています。

期待される効果

仕様確認の精度向上
AIによる文章化機能により、会話内容を客観的に振り返ることができ、認識齟齬を最小化できます。
心理的安全性の向上
担当者が不当な言動に晒された際でも、記録が後の判断材料となるため、安心して業務に集中できます。
作業コストの削減
自動文字起こし・要点抽出により、議事録作成の工数を大幅に削減し、開発作業にリソースを集中できます。
サービス品質の向上
透明なコミュニケーションが定着することで、プロジェクト全体の品質と信頼性が向上します。

カスハラ対策を「攻め」の品質向上施策へ

当社は、カスハラ対策を単なる防御策ではなく、“より良い開発プロセスを実現するための前向きな取り組み”と捉えています。

今後も、お客様とともにスムーズで安心できる開発環境を築き、価値あるサービスを提供し続けてまいります。


周知日:2025年12月16日
株式会社ビズグランツ